多くの人は毎日決まった日課があると思いますが、その生活サイクルに満足していますか? もし不満だったり、理想とはほど遠い毎日だと感じるなら、ある「お手本」を参考にしてみてはどうでしょう? 海外の心理学雑誌『Psychology Today』による「理想の1日のタイムスケジュール」が興味深いものでした。
充実した毎日をすごし方って?
充実した毎日をすごそうと思っていても、私たちはついついなにごとも楽なほうへ流されてしまいがちです。そこで心理学のほかに、さまざまな分野のエキスパートたちの意見をもとに提案されたのが、このタイムスケジュールです。こんなふうに1日をすごせたら、きっと毎日の充実度や満足度が格段にあがることでしょう。
起床から外出までのすごし方
6時: 起床
すこし早く感じるかもしれませんが、すっきり目覚めましょう。
6時10分: セックス
意外かもしれませんが、性欲をつかさどるテストステロンは男女ともに朝がピークなのです。
7時: 朝食
起床の1~2時間以内に朝食を。タンパク質をふくむ朝食をきちんと食べて、1日のエネルギーをチャージします。
7時45分: 外出
外出したり、朝のエクササイズ(ジム・ヨガ・ウォーキングなど)にはげむのに理想的な時間です。
出社からお昼までのすごし方
8時45分: メール送信
午前6時から午前10時までに送信されたメールは、相手にもっとも適切に読んでもらえるというデータがあり、好ましい返信をもらえやすいです。
9時30分: コーヒータイム
朝起きてすぐのコーヒーはストレスホルモンのコルチゾールを増やしてしまい、体の1日のリズムを乱してしまいます。カフェインを本当に必要とするなら、午前9時30分~午前11時30分のあいだに飲みましょう。
10時: お仕事集中タイム
1日でもっとも集中力が高まるのはこの時間帯。難しい案件やタスクはこの時間に。
10時20分: 休憩
高い生産性を発揮するには、休憩をとることが欠かせません。席を立って歩いたり、外に出たり同僚と話してみたりなどして一息つきましょう。
お昼から“午後のひといき”までのすごし方
12時: 昼食
朝から気持ちよく活動したので、お腹もすいているはず。
13時: 昼寝
20~40分ていどの短い昼寝タイムをとることで、脳をおおいにリフレッシュさせる効果が。仕事で昼寝ができない環境でも、この時間帯はあまり集中度を必要としない作業にあてましょう。
14時15分: 1日最後のコーヒー
カフェインをとるならこの時間を最後に。この時間以降だと、夜の睡眠に影響する可能性が。
15時: スタッフミーティング
1日のあいだで早すぎず遅すぎず、というわけで、この時間帯に打ち合わせを入れたいと思っている人が多いようです。
おやつから夕食までのすごし方
16時: スナックタイム
日中は3~4時間ごとになにか食べるのが理想的。これ以上時間があくと血糖値が低下し、意識や新陳代謝に影響が出てきます。ヨーグルトや野菜スティック・ナッツ類など健康的なスナックで午後を乗りきって。
16時30分: クリエイティブ・シンキング
新しいアイデアを生み出したり創造力を発揮するには、午後4時~午後5時30分の時間帯がベスト。
18時: ソーシャルタイム
夕方は気分がリラックスし、誰かと一緒に時間をすごしたいと思う気持ちが高まる時間帯。同僚・友人・あるいは恋人や家族とすごす時間を大切に。
19時: 夕食
手料理を作ってみたり、誰かと一緒に食事を楽しむのもいいですね。
食後から就寝までのすごし方
20時: ネットサーフィン&SNS
午後8時くらいに投稿すると、フェイスブックで「いいね!」をつけてもらうことが多いという傾向があります。とはいえ、気をつけたいのは時間。あまり長い時間ダラダラとやっているときりがありません。
20時30分: ネットサーフィン&SNS終了
SNS開始から300分をめどに切りあげましょう。
21時: お風呂
就寝まえに温かいお風呂に入ることで、全身リラックス。心地よい眠りへと導くうえでも効果的です。
21時30分: 読書
1日が終わりくつろいだ環境で本を読むと、内容も頭に残りやすいといわれています。充実した読書タイムで心もリラックスして、お休みモードになりましょう。
22時30分: 就寝
どんな1日でしたか? 夜更かしせずにぐっすり眠りましょう。
まとめ
いかがでしたか? なかなかこの通りに1日すごすのも難しいと思いますが、まずは休日だけでもトライしてみてはどうでしょう? 自分にとって無理のない生活サイクルをつくることができればいいですよね。